Blue Bossaを使ったセッション練習03

Blue Bossaを使ったセッション練習03

ピアノキャットです。

前回、根音省略(ルートレスヴォイシング)によるバッキングには裏技があるという引きで終わりました。
酔っぱらって書いたので、気軽に考えていたんです。
検索するとよくひっかかるジャズピアノのはじめかたさんに教えてもらえばいいや、と。

コードを覚えるためのエチュード集、「ジャズピアノ練習法」コード編

5分でわかるテンションヴォイシングね、なるほどなるほど。
メジャースケールでのツーファイブワンは3579から始めるのね、なるほどなるほど。
じゃあマイナースケールは……?

あれ、マイナースケールでのツーファイブワンに根音省略形がないぞ……?

ということで自分で書くことにしました。
せっかくの夏休みなのに素面です。うぐぐ。

最初の方の記事でスケールについて書いた覚えがあります。
人類がぼんごぼんご鍵盤を叩いてうちに気持ちよい音符の組み合わせがわかりました。
それがドミソシ♭レファ♯ラです。
この代表的なスケールをアイオニアンスケール(ダイアトニックスケール)と呼びます。

アイオニアンスケールをC調で表すと上図となります。
では、Cm調は?という疑問に応えたのが下図です。
ドミ♭ソシ♭レファラと押さえる位置がちょっと変わりましたが、聞こえはよいままかと思います。
このようにマイナーキーのⅠに使うものをナチュラルマイナースケールと呼びます。

この二つはアドリブを転調させるときに使えるので覚えておいて損はありません。

問題はここからです。
このスケールというやつ、目が回るくらい山ほどあります。
僕はこの記事を書くのに遠藤尚美さんの著書を確証として使っているんですが、それでも裏がとれない部分があって困りました。
いわんやネット上の解説をや。

スケール

こちらが比較的多く書いてらっしゃったので、参考にしてください。

だいたいそれっぽい話なのですが、
CM7 Dm7 Em7 FM7 G7 Am7 Bm7(b5)
のそれぞれの根音(ルート)からアイオニアンスケール(ダイアトニックスケール)と同じ間隔の
全 全 半 全 全 全 半
でなぞったものがドリアンスケールだったりフリジアンスケールだったりします。

まぁ、そういうもんなんだという前提で以下のツーファイブワン根音省略形を見てください。

すべてC調で考えたもので、Cm調もそれに変換しています。(※メジャーと表記)

本来スケールにあっていれば、どの音を弾いてもオッケーなのですけど、スケールをすべて覚えるには長い時間がかかります。
それをパターン化して、脳内メモリの消費を抑えようというのが、今回の話です。

結論を言うとツーファイブワン
3rd 5th 7th 9th → 7rd 9th 3rd 13th → 3rd 5th 7th 9th
の音に、そのコードで音がにごらないように♭とかつけると、それっぽく根音省略形になります。

じゃあ、どこに♭をつけるの?といえば、上のとおりです。
とりあえず指使いだけ覚えればよい話なのですが、その根拠に各スケールがあるということを少しでも覚えておけば、色々とアレンジができるようになります。

たとえば、アボイドノートというのは弾くと音がにごるので避けるべき音なのですが、弾かなければ弾かないで変則的な押さえ方になるので脳内メモリを消費してしまいます。
なので、♭をつけてCm調に合致する音にすればオッケーじゃん的な発想により、ツーファイブ上から二番目を半音下げるだけで実現できました。
マジぱないです。

ということで、先の譜面に根音省略(ルートレスヴォイシング)を反映してみました。
それを基に弾いてみた動画が以下になります。

ルートを弾かなくても、意外とそれらしく聞こえるものです。
これにドラムとベースが加わると以下のようになります。
(ベースの低音を聞くにはイヤホンが必要かもしれません)

iReal Proのリズムを録音して、上からのせてみました。
本当に便利ですね、iReal Pro。ひとりで練習するにはもってこいです。

このようなテクニックを使うことで、はじめての曲を練習するときや、バーでいきなりセッションがはじまってしまったときに、さらっと根音省略で弾けるようになります。
なので曲を読み解くときには、まずツーファイブワンを探すことにしましょう。
ポイントはⅤ7です。

さて、ここまで長文を読んでいただいた方は、どこから僕が飲み始めたのかをあててみてください。
ビールがおいしい夏ですね。

error: Content is protected !!